開業ノウハウ

行政書士のためのパソコン選び①:スペックがなぜ重要か

行政書士にとってパソコンは最重要ツールです。

行政書士に最適なパソコンを選びたい!
今のパソコンを仕事用に使えるかな?

と考える方もいるでしょう。

正直、すでにパソコンをお持ちなら「ダメだったら買い替える」で良いと思います。

ちなみに、私は「ダメだった」ので買い換えましたが、予め費用を想定していなかったため、痛い出費に…。

現在パソコンを持っていない
パソコンの買い替えを検討している
今のスペックで大丈夫と謎の自信がある

という方にぜひ読んでいただきたいです。

「オーバースペックだと出費が大きすぎる」「スペック不足だと仕事に支障が出てしまう」とパソコン選びはシビアです。

後悔した私が失敗しないためにたくさん調べ、「これだ!」というスペックを見つけましたので、参考になれば幸いです。

それでは、行政書士のためのパソコン選びについて、「なぜスペックが重要なのか」から解説していきます。

以下の記事では、スペックについて徹底解説しています。

この記事を書いた人
行政書士ヤマハチ 現役行政書士
30歳で行政書士事務所開業
1年目の売上16,500円という絶望から、開業3年目で売上1,800万円達成

なぜパソコンのスペックが重要か

行政書士業務はほとんどパソコン作業

行政書士の業務は、以下のようにパソコン作業が中心です。

パソコンを使う業務例
  • 文書作成(Word等)
  • 顧客管理(CRMソフト等)
  • 資料作成(PowerPoint、Excel、PDFソフト等)
  • WEBサイト作成(WEBブラウザ等)
  • オンライン顧客対応(ZOOM等)
  • メール対応(Outlook、Thunderbird)
  • インターネット検索(WEBブラウザ等) 

来客や外出がなければ、申請書作成やWEBサイト修正、メール返信、許可要件のネット検索など、一日中パソコン作業です。

特に、Word・ExcelとPDFを同時に開いて、それぞれ見比べながら申請書作成を進めることが多いため、複数ソフトを開けるスペックは必須です。

もしその程度でパソコンが固まってしまうなら全く業務になりません。

また、購入後は問題がなくても、数年使い続けるうちに、ある日突然「なんか急に重たくなった…?」と感じることもあるでしょう。

メモリやSSDの容量が小さいなど様々な原因は考えられますが、最適なスペックのパソコンを選ぶことで作業が快適になります。

ハイスペックPCを選ぶメリット、デメリット

行政書士業務におけるハイスペックPCのメリット、デメリットを挙げてみます。

ハイスペックPCを選ぶメリット
  • サクサク動いて作業効率が上がる
  • 複数のソフトをストレスなく同時に使える
  • 長時間の作業でもアプリが落ちることなく安心安全

逆に、スペックが低すぎるパソコンを選ぶと、作業が遅い、よくフリーズする、再起動をたくさんしなければならないなど、業務に支障をきたす可能性があります。

ハイスペックPCを選ぶデメリット
  • 値段が高い

もちろん、ハイスペックPCでの作業は快適だと思います。憧れます。

だからと言って、最高級スペックのパソコンを購入しても、行政書士業務では良いところを引き出せずに終わる可能性があります。

なぜなら、高画質のゲーム配信、音楽ソフトで多数トラックの編集、映画レベルの動画作成などを行うことがないためです。

あくまでも、行政書士のためのパソコン選び、最適なスペックを選ぶことが重要です。

機械に詳しくない方こそスペック重視

実際、低スペックのパソコンでも、機械に詳しい方なら定期的に不要データを整理整頓することで、問題なく使い続けられると思います。

しかし、顧客のデータは増え続ける一方で、重要なデータが壊れてしまう可能性を考えると私は怖くて思い切った操作ができません。

また、顧客管理ソフトの導入はコストがかかりますし、無料のクラウド管理サービスでは脆弱性が心配ですので、開業当初の選択肢にはありませんでした。

そんな私のような方こそ、パソコンのスペックには注目すべきと思います。

私のパソコン失敗談

私は、2017年に自宅用でデスクトップパソコンを購入しました。

Core i5、メモリ8GB、SSD 512GB

プライベートでネットサーフィンを楽しむ程度なので、ハイスペックPCを選ぶ必要性は感じませんでした。

ちなみに、ハードとモニターが一体型のタイプで、値段も安かったです。

それから数年して、行政書士として独立開業しました。

当初、開業資金はできるだけ抑えようと考えていたので、

ヤマハチ
ヤマハチ

Officeも搭載しているし、
今のパソコンで大丈夫だろう!

と安易に考えていました。

しかし、現実は厳しく、Word、Excel、PDFソフト、WEBブラウザなどを同時に使用すると、パソコンが重くなり、ファイルを開くにも時間がかかりました

書類作成中にフリーズすることもありました。

そして、頑張って書いた内容が消えてしまい、やり直しになることも…。

Excelが(応答なし)となった時の焦り…。

これらのストレスはとても大きかったです。

私はすぐ新しいパソコンの購入を決意しました。

失敗はしたくないため、自分で調べたりパソコン専門店で話を聞いたりしました。

そして、ノートパソコンを購入しました。

Core i7、メモリ16GB、SSD 512GB

価格は以前の1.5〜2倍はしましたが、この投資は間違いなく価値があると言えます。

特に、事務所のデスク以外で仕事できるのは想像以上に便利でした。

カフェで作業をしたり、応接室のモニターにPCを繋いでお客様に直接資料を確認してもらったり、働き方の幅が大きく広がりました。

行政書士にとって、パソコンは仕事の質を決める重要なパートナーと言えます。

もし動作に重たさを感じなければ、スペックのありがたみを感じることもほとんどないかも知れません。

しかし、私の経験から、

初期投資が皆さんの行政書士業務をより快適で生産性の高いものにしてくれる

ということは間違いないと断言できます。

最後に スペックが仕事の質に直結

「なぜスペックが重要なのか」については以上です。

スペックの重要性 まとめ
  • 行政書士業務はパソコン作業が中心
  • スペックが高いと作業効率が上がる
  • 低すぎると業務に支障をきたすことも

次回は、そもそもスペックってなに?どのスペックを選べばいいのか、などについて、紹介していきます。

以下の記事が続きになります。