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行政書士の働き方

行政書士がレンタルオフィスで独立開業を始めるべき理由

事務所は自宅か賃貸かで迷っている
レンタルオフィスで開業できるの?
実際の感想を知りたい!

とお悩みの方へ

私自身、レンタルオフィスで行政書士事務所を開業して、とても助かった経験があります。

その点も踏まえて、現役の行政書士が「行政書士事務所をレンタルオフィスで開業すべき理由」について解説します。

開業を目指す方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
行政書士ヤマハチ 現役行政書士
30歳で行政書士事務所開業
1年目の売上16,500円という絶望から、開業3年目で売上1,800万円達成

賃貸オフィスとレンタルオフィスの違いは?

賃貸オフィス
  • 賃貸借契約(敷金礼金、原状回復など)
  • 契約期間は1〜2年単位
  • 電気やネット回線などは自分で用意

賃貸オフィスは、簡単にいうとアパートを契約するときのようなイメージで、事務所用に1部屋借りるということです。

レンタルオフィス
  • サービス利用契約、施設利用契約
  • 契約期間は短期
  • ライフラインや設備は完備
  • 他契約者との共有スペースあり

対して、レンタルオフィスは業務に必要なデスクや椅子、プリンター機器、インターネット回線などの作業環境があらかじめ整っています

これらの設備費用は、月額料金に含まれていることが多いため、賃貸オフィスよりも初期費用を抑えて事務所を利用することができます

なお、レンタルオフィスを提供している会社によってサービス内容や料金形態、オプションは異なります。

主なレンタルオフィス事業の会社

行政書士がレンタルオフィスで開業する5つのメリット

  • 初期費用と固定費を抑えられる
  • すぐに行政書士業務を開始できる
  • 事務所設備が充実している
  • ブランディングに効果的
  • 人脈を広げるチャンスがある

① 初期費用と固定費を抑えられる

間違いなくこれが一番のメリットです。

レンタルオフィス賃貸オフィス
契約期間短期(1か月〜単位)長期(1〜2年単位)
敷金・礼金不要賃料の3〜12か月分
仲介手数料不要賃料の1か月分
水道光熱費不要(家賃に含む)約30,000円/月
通信費不要(家賃に含む)開通工事費+約5,000円/月

賃貸オフィスの場合、賃料数か月分の敷金や不動産会社へ仲介手数料が発生するため、事務所を借りるだけでもかなりの出費になります。

空間にこだわるならば、プラスして内装費用もかかります。

一方、レンタルオフィスの場合、敷金・礼金が発生しない代わりに、数万円の初期費用や入会金が請求される程度で済みます。

さらに、毎月の家賃に水道光熱費やインターネット利用料も含まれているため、月々の固定費も抑えられます

開業当初は売上が無い苦しい時期ですので、固定費はできるだけ抑えるに越したことはありません。

② すぐに行政書士業務を開始できる

レンタルオフィスはデスク、椅子、プリンター機器、インターネット回線等の最低限の設備が最初から揃っているため、すぐに仕事することができます。

ただし、レンタルオフィスによってデスクや椅子の貸し出しが別料金となる場合もあるので、必要に応じて自身で用意しましょう。

 ちなみに私は、

デスク
椅子
プリンター
キャビネット

については、自分で購入したものを持ち込みました。

デスクと椅子は長く使うものなので、こだわりのものを使用したかったからです。

特に、プリンターは作成書類の印刷で使用頻度が高い設備だと想像出来ていたので、最初から自分専用の家庭用プリンターを購入しました

私が借りたレンタルオフィスにある共有プリンターは、モノクロ10円/枚・カラー40円/枚がかかりましたからね。

結果、大正解でした

開業に必須/おすすめアイテムを以下の記事で網羅しています!
開業準備を進める方はぜひ。

③ 事務所設備が充実している

個室空間だけでなく、エントランスや会議室、喫煙所、自動販売機、お手洗いなども完備されているのは、レンタルオフィスならではのメリットです。

共有スペースのため、他の契約者も利用されますが、レンタルオフィスのクリーニングスタッフが定期的に掃除をしてくれるので、常に清潔感が保たれます。

④ ブランディングに効果的

「事務所がどこにあるか」は、お客様が他事務所と比較・検討して依頼先を選ぶ際の重要ポイントの一つです。

例えば、

街の中心部にある事務所

街の中心部から外れた場所にある事務所

では、アクセスの良さひとつとっても「街の中心部にある事務所」の方が良いですよね。

一等地と言われるような場所で賃貸オフィスを借りると家賃は当然高いです。

しかし、レンタルオフィスでは低価格で街の中心部や一等地に事務所を構えることができます

事務所の所在地は、お客様や他の方に与える印象に関わため、レンタルオフィスはブランディングに効果的です。

⑤ 人脈を広げるチャンスがある

レンタルオフィスは、以下のように様々な方が利用されています。

会社経営者
司法書士
税理士
社会保険労務士
行政書士
フリーランスの方

他業種の方と人脈を形成するチャンスがあるのもレンタルオフィスならではのメリットです。

これは、共有の喫煙所を利用していたある日のこと。

お若く見えますけど、何をしていらっしゃる方ですか?

と同じレンタルオフィスの利用者の方に声をかけられたことがあります。

ヤマハチ
ヤマハチ

行政書士です(`・ω・´)キリ

行政書士の先生でしたか!
普段はどんな業務を?

と、会話が弾んでいき、その日から喫煙所でご一緒したときは、仕事の話や世間話をするようになりました。

ちなみに、その方は一人で会社経営されている方でした。

知り合ってからしばらくして、補助金について相談したいとお話があり、結果、補助金申請のご依頼をいただけることになりました

他にも、私が初めて会社設立のご依頼を受けた際に、同じレンタルオフィスにいた司法書士さんのお部屋へ直接訪問したこともあります。

ヤマハチ
ヤマハチ

初めまして、行政書士のヤマハチと申します。

突然なんですけど、先生に会社の登記申請をお願いしたいのですが…、

と相談したところ、快く引き受けてくれました。

ちなみにレンタルオフィスを離れた今でも、ご縁ということで、登記申請はその司法書士さんへお願いしています。

このように、様々な方が利用しているレンタルオフィスだからこそ、人脈形成や行政書士業務の依頼に発展するチャンスがあります。

行政書士がレンタルオフィスで開業するデメリット

個室は狭い

レンタルオフィスによって1人用、2~3人用と広さが異なる個室があります。

当然、広くなればなるほど月額料金は上がります。

開業当初は1人用の個室で十分ですが、デスクと椅子、書棚やキャビネット等を配置したら、少しだけ狭く感じます

とは言っても行政書士は基本デスクワークなので、仕事をする分には、業務に支障が出ることはありません

会議室が予約で埋まっていることがある

個人的に一番困ったのは、共有スペースの会議室の利用です

基本的に会議室の利用は事前予約制になっています。

つまり、お客様が急遽ご来所を希望されたときに、会議室の予約が埋まっていたら対応することができません。

なので、お客様がご来所される際は、自身とお客様のスケジュール調整だけでなく、会議室の空き状況まで考慮する必要があるので、その点はレンタルオフィスならではのデメリットだと感じます。

行政書士事務所でレンタルオフィスを選ぶ際のポイント

家賃

家賃は毎月必ず発生する固定費ですので、ご自身の資産状況や収支計画を加味した上で、無理のない範囲で借りられるレンタルオフィスにしましょう。

開業当初は限界まで固定費を下げておかないと、後々苦しむことになります

立地と交通アクセス

レンタルオフィスのほとんどは街の中心部にあるので、交通アクセスの部分は特段、気にせずとも問題ないと思います。

なので、自身が専門的に取り扱う業務分野を見据えて、最も利用頻度が高くなるであろう役所へのアクセスも考慮しておくと良いです

事務所から利用頻度の高い役所まで、公共交通機関を利用しなければいけない場合や徒歩30分以上かかる場合だと不便です。

裁判所の近くに弁護士事務所が多いのと同じ原理ですね。

オプション料金

設備に関して言えば、正直どのレンタルオフィスを選んでもほぼ一緒だと思います。

レンタルオフィスを提供している会社ごとに、追加オプションやサービス内容は若干異なってくるので、確認しておきましょう。

主なレンタルオフィス事業の会社

行政書士事務所の設置要件

行政書士事務所には設備に関する基準が定められています。

登録予定の行政書士会ごとに若干異なるようですので、必ず事前に登録予定の行政書士会のホームページで確認しましょう

行政書士事務所の設置要件についてはこちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、レンタルオフィスであれば、行政書士事務所の設置要件は基本的に満たすことができます。

不安な場合は、レンタルオフィスの担当者へ、

行政書士事務所として利用可能か?
行政書士事務所に貸した実績はあるか? 

を念の為確認しておくと間違いないです。

シェアオフィスやバーチャルオフィスとの違い

シェアオフィスとは、広い業務スペースを契約者全員で共同利用するオフィスです。

例えるなら、おしゃれな図書館のようなイメージです。

コワーキングスペースもシェアオフィスとほぼ同様で、どちらも個室がありません

バーチャルオフィスとは、業務スペースではなく、住所や電話番号のみを借りる仮想オフィスです。

つまり、シェアオフィスもバーチャルオフィスも個室の提供が無いため、行政書士事務所の設置要件を満たしておらず、行政書士事務所を開設することができません

最後に レンタルオフィスはメリットだらけ

以上、行政書士がレンタルオフィスで独立開業を始めるべき理由でした。

レンタルオフィスのメリットまとめ
  1. 初期費用と固定費を抑えられる
  2. すぐに行政書士業務を開始できる
  3. 事務所設備が充実している
  4. ブランディングに効果的
  5. 人脈を広げるチャンスがある
  6. 行政書事務所の要件を満たせる

私自身、開業当初の売上がない間は、レンタルオフィスの初期費用、家賃の安さがとても助かりました

みなさんにもレンタルオフィスで独立開業することをオススメします。

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