ネットが普及している現代社会において、WEB集客をメインにするなら行政書士事務所のホームページは必須です。
その際、事務所のホームページは、
自分で作るべきか?
プロに外注すべきか?
で悩む方が多いのではないかと思います。
もちろん私も開業当初はかなり悩みました。
自分で作った方が安上がりだけど、ちゃんとしたサイトを作れるだろうか…
外注は手間がかからないけど数十万円の出費はきついな…
この記事では、外注&自作どちらも経験し、複数の自社サイトを自作で立ち上げた現役の行政書士がホームページを自作すべき理由を解説します。
ホームページでの集客を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホームページ制作におけるあなたの目的は?

行政書士事務所のホームページを制作する際、まずは「目的」を明確にする必要があります。
・集客=集客型ホームページ(特化型)
・それ以外=名刺型ホームページ(総合型)
集客型ホームページ(特化型)とは?
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集客型ホームページとは、事務所の基本情報に加えて、
- コラム記事
- お客様の声
- 過去の実績
- 事務所の強み 等
をまとめたホームページのことです。
ホームページがWEB上に公開されれば、常に訴求文を発信し続け、いつでもお客様を連れてきてくれる働きをするので、いわば
24時間365日働き続ける営業マン
を作り上げられます。
これには「どれだけ多くの方に見ていただき、お問合せをいただけるか」を考え続けて、永続的に作り込む作業が必要です。
また、集客型ホームページは、開業したての行政書士でもリスティング広告などを掛け合わせることで、比較的早期に売上を作ることができます。
名刺型ホームページ(総合型)とは?
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名刺型ホームページとは、次のような事務所の基本情報をまとめたホームページのことです。
- 事務所名
- 代表者の氏名
- 写真
- 事務所所在地
- 取扱業務
- 報酬額
- 問合せ先 等
いわゆるコーポレートサイトやブランディングサイトとも呼ばれるものです。
WEB上の「名刺」の役割を果たすため、事務所の理念や想いなどのイメージを押し出したデザイン重視のページであることが多いです。
目的が「集客」なら自作すべき
集客が目的ではない=デザイン性の高い「名刺型ホームページ(総合型)」を作成したいのなら、自作、外注どちらでも良いと思います。
開業資金に余裕があるなら外注先へ依頼するも良し、時間をかけて自作するのも良しです。
一方で、集客が目的=「集客型ホームページ(特化型)」を作成するなら、時間をかけてでも、ホームページは自作することをオススメします。
ちなみに当時のヤマハチはというと…
私自身、行政書士で独立開業するまでは、ホームページを自作するなんて考えたこともありませんでした。
今だから言えますが、目的によってホームページの種類が異なることも知りませんでしたし、当時は、

サーバって何?
ドメイン?何それ美味しいの?
SEO?CV?日本語で言って…(汗)
と、まさに絵にかいたようなド素人でした。
なので、「開業当初に自作する」と言う選択肢は無く、制作会社さんに外注しました。
しかし、現在は自身の行政書士事務所のホームページ5つ(名刺型:1、集客型:4)は、全て自作したものですし、簡易的ですがこのブログも趣味の一環として自作したものです。
ホームページを自作すべき4つの理由

外注&自作、どちらも経験した私だからこそ言える、行政書士の独立開業者がホームページを自作すべき理由が4つあります。
- 外注費&月額管理費がかからない
- 初心者でもホームページの自作は十分可能
- WEBマーケティングの知識&経験を実践しながら習得できる
- 複数のホームページ制作&展開が可能になる
① 外注費&月額管理費がかからない
外注 | 自作 | |
---|---|---|
外注費 | 20〜80万円 | 0円 |
運用コスト (年間) | 6〜12万円 | 1〜3万円 ※初回30〜70%OFF |
制作会社にもよりますが、ホームページ制作の外注費(初期費用)は20~80万円程度が相場です。
もちろんページ数やデザイン、その他オプションによって金額が変動します。
また、制作して終わりではなく「管理費」という名目で、その後も毎月5,000~10,000円程度の運用コストが発生します。
年間で言えば6〜12万円になります。
一方、自作であれば当然、外注費は一切かかりません。
運用コストはレンタルサーバー代とドメイン代を合わせて、年間1万円〜高くても3万円程度くらいです。
※費用はレンタルサーバー会社によって異なります
仮に、私が開業当初の頃に戻れるのであれば、迷わずホームページを自作して、外注費分の費用を全て広告費(リスティング広告)に充てます。
② 初心者でもホームページの自作は十分可能
何の経験もない人がホームページを作成しようと思っても、
自分で作成できるだろうか…
どれだけ時間がかかるだろう…
自分で作ってうまくいかなかったら…
と不安になるはず。
まさに私がそうでしたので、自作するという選択肢はなく、最初は外注しました。
ではなぜ、外注で制作してもらったのにわざわざ「ホームページを自作しよう」と思ったのか。
それは、売上が立たず、毎月たった10,000円の管理費すらも大きな負担となってきたからです。
しかし、管理費が払えなくなると、私にとって唯一の集客手段であるホームページが無くなってしまうので「自作するしかない…」と覚悟を決めたのでした。
できる or できない
ではなく、
やるしかない
と言う一心で、レンタルサーバーを契約し、コツコツとホームページを作り始めました。
大変なのは最初の1か月。
最初の頃はなかなか思うように作業が進まないですが、毎日継続して作業するうちに、少しずつ操作方法やホームページ制作の基本がなんとなく掴めてきました。
ホームページを自作し始めて1か月後、
あれ?意外と形になってきたぞ?
と完全な初心者でもホームページを自作できるという手応えを感じるようになりました。
現在もWEBマーケティングに関する勉強や情報収集、試行錯誤を継続し、常に事務所ホームページを修正&更新を続けています。
ちなみに、このブログを見ていただいている方には、「私の数年分のノウハウやヒントをお届けして、この辺の迷いや無駄を少しでもショートカットさせてあげられないかな?」と思っているので、いつかWEBマーケティングに関するお役立ち情報やテクニックをまとめて公開するつもりです。
自作するなら「WordPress」一択
今は、WordPressという便利なCMS(コンテンツ管理システム)があるため、初心者でも簡単にホームページが作成できます。
WordPress内に無料のテーマ(基本フォーマット)があるので、好きなテーマを選び、あとはテキストや画像を入力したり、ページを増やしたりするだけでホームページが完成します。
また、WordPressは日本でシェア率80%以上を誇るCMSで、私の事務所サイトも当ブログもWordPressで作成しています。
シェア率についてはこんな見方もできます。
WordPressの利用者が多い
↓
WordPressの使い方を調べる人も多くなる
↓
その層をターゲットにして、アクセス数を欲しがる解説ブログや動画がWEB上にたくさん出回る
つまり、
シェア率が高い=解説が充実している
これはモノを選ぶときに意外と重要な指標です。
本当に何もわからないド素人の私でも作成できたのですから、行政書士試験を合格できるレベルの頭脳を持っている方ならWordPressを少しいじってみて使い方を調べるだけですぐにホームページが作れます。
③ WEBマーケティングの知識&経験を実践しながら習得できる
正直、これが最大のメリットです。
まず大前提として理解しておくべきことはホームページを作っただけでは全く集客できないということです。
これは外注でも自作でも同じことです。
ホームページの作成は、あくまでスタートラインです。
大切なのはホームページで集客するために、
アクセス数:サイトに訪れた人数
コンバージョン率:サイトに訪れた人の中で問合せに繋がる割合
この2点を如何に伸ばしていくかを試行錯誤していくことです。

アクセス数(訪問者):1,000
コンバージョン数(問合せ):10
コンバージョン率:1.0%
つまり、
どれだけ多くのお客様を自社のホームページへ集められるか
どれだけ多くのお客様に問合せしたいと思っていただけるか
をひたすら追求してホームページを洗練していくわけです。
もし外注したなら、制作会社さんのほとんどが上記のような説明をしてくださるでしょう。
実際、私が外注した制作会社さんも丁寧に解説してくださいました。
しかし、一定の知識やアドバイスを提供してくれるものの、ホームページを改善していく作業は最終的に自分自身で行うことになります。
制作会社はホームページ制作及び運用サポートまではしてくれますが、あなたの事務所の集客を約束してくれるわけではありません。
売上構築の根幹となる手段を第三者に任せっきりにしておくのはリスクである
だからこそ、自らホームページを作成し、WEBマーケティングの知識を身につけ、何度も試行錯誤を繰り返しながら集客手段を確立していくことが重要だと私は思います。
④ 将来的に複数のホームページ制作&展開が可能になる
自作の経験で得た知識から費用をかけずにホームページを複数展開することができます。
入管業務を専門にしている行政書士事務所さんが典型的なパターンです。

集客型はジャンルに合った顧客へダイレクトにアプローチできる
外注であればホームページ1枚ごとに、追加料金の外注費20〜80万円が発生します。
つまり、上記の例で言えば安く見積もっても100万、高いところなら400万円の外注費が発生します。
しかし、最初から自作なら同じサーバー、同じドメインにページを作れるので追加費用はなく0円です。
私はホームページを自作できるようになったため、浮いた外注費分をさらに広告費に充てられるようになりました。
理想は開業前にホームページの制作を始めること

ホームページ制作には準備時間が必要です。
開業後にホームページ制作を始めた場合、事務所の固定費が発生しても集客手段がないため売上がなく、辛い日々を過ごすことになります。
そのため、開業予定の3〜4か月より前にはホームページ制作、マーケティングの勉強に着手することをオススメします。
ちなみに、WordPressでホームページを自作する場合は、ボタン一つでWEB上に公開・非公開の設定が可能なので、開業前からホームページ制作を開始することが可能です。
ホームページ制作の大まかな流れは、
- サーバー(=自分の土地)を借りる
- ドメイン(=住所)を決める
- サイト(=自宅)を制作する
- 文章や画像(=家具)を詰め込む
というマイホームを建てるイメージを持ってもらえるとわかりやすいかと思います。
まだホームページを持っていないという方が取る一歩目の行動はレンタルサーバーの契約です。
ちなみに私の事務所はエックスサーバーを利用しています
速度も安定性もバツグンなので、国内No.1のシェア率も納得です
・これから契約する方へ
おすすめはスタンダードプラン(36か月)です
随時キャンペーン実施中‼︎
契約し直したいくらい、破格です
・その他のおすすめポイント
独自ドメイン1つ(〜.com)が永久無料で取得できて別途料金なし
WordPress簡単インストール機能があるので、あっという間にホームページ作成ができます
シェア率の高さはもちろん重要ですよね
レンタルサーバー各社のおすすめプランを比較したページはこちら!
最後に 動き出しは早い方が良い
行政書士として、ホームページでの集客に力を入れたい方は、時間と手間をかけてでもホームページの自作に挑戦することをオススメします。
ホームページの自作は初心者からすると、決して簡単なものとは言えませんし、私も何度も心が折れそうになりました。
相応の勉強も必要ですし、人知れずパソコンに向かってモクモクと作業を継続していく必要がありますが、その辛い日々が後々自分の知識と経験になるわけです。
- 集客型ホームページなら自作すべき
- 自作なら外注費&月額管理費がかからない
- 初心者でもホームページの自作は可能
- WEBマーケティングの知識&経験を実践しながら習得できる
- 複数のホームページ制作&展開が可能
もしも開業後でホームページがない状態ならエックスサーバーが始めやすいです。
万が一うまくいかなかった時に初めて、プロの制作会社に外注することを検討してみてもいいと思います。
全員が同じ方法でうまくいくわけではないので、自分に合う手段を慎重に検討しましょう。
行政書士開業を目指す方々の参考になれば幸いです。
開業準備中の方へ
こちらの記事に必須アイテムを網羅させていますので、ご参考にどうぞ!