行政書士試験に興味はあるけど、
行政書士試験ってどれくらい難しいの?
自分でも合格できる試験なのかな?
と不安に感じる方も多いはずですし、私もそうでした。
何においても挑戦する前に実態を知っておくことは重要です。
本記事では、行政書士試験に挑戦してみたい方に向けて、「難易度の実態」を現役の行政書士が解説します。
行政書士試験は「合格率10%前後、偏差値60超」と言われていますが、高卒の私でも合格できたほどの決して超えられない壁ではありません。
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行政書士試験を偏差値で表すと”60〜64″

偏差値”60〜64″と言われる理由
行政書士試験の難易度を偏差値で表すと「60〜64」と言われています。
その理由を示すため、一般的な正規分布における「偏差値」と「上位からの割合」の関係を表にしてみました。
偏差値 | 上位からの割合 |
---|---|
70 | 2.28% |
︙ | ︙ |
65 | 6.68% |
64 | 8.08% |
63 | 9.68% |
62 | 11.50% |
61 | 13.57% |
60 | 15.87% |
︙ | ︙ |
55 | 30.85% |
ある受験者の偏差値が60〜64であれば、受験者全体の成績上位から数えて8.08〜15.87%の層にいることがわかります。
続いて、以下のように行政書士試験の合格率は10%前後であるため、「行政書士試験の偏差値60〜64」と表現されています。
- 最低:平成26年度 8.27%
- 最高:平成29年度 15.72%
- 平均:約11.79%
合格率については、以下の記事で解説していますので、興味のある方は覗いてみてください。
偏差値60〜64とは、大学入試でいうと難関校レベルであり、そう聞くと、
私には難しいかも…。
と思う方がいるかもしれません。
しかし、行政書士試験における偏差値は気にする必要がありません。
行政書士試験の偏差値を気にしなくて良い理由

行政書士試験は絶対評価!他人は関係ない
行政書士試験は、合格基準点を超えれば合格できる「絶対評価」の試験です。
他の受験者が何万人いてもあなたの合否には関係ありません。
行政書士試験に挑戦する上で重要なことは、
合格基準点を超えられるよう計画的に勉強を進める
ということに尽きます。
合格基準点について以下の記事で解説していますので、ご参考にどうぞ。
そもそも偏差値ってなに?
偏差値とは、受験者全体の中で自分がどの位置にいるかを相対的に把握するための指標です。
「試験の平均点=偏差値50」と置き、
平均点を基準に自分の得点がどれくらい高いか低いか
を数値で表しています。
つまり、偏差値はあくまで他の受験者と比較をした結果に過ぎず、行政書士試験そのものの評価ではないのです。
しかも、行政書士試験は平均点を公表していないため、正確な偏差値は求められません。
この偏差値60〜64というのは、単に行政書士試験の合格率を基にして、
難易度を分かりやすく表現しているだけ
であり、受験前に偏差値を意識しても実は意味がありません。
偏差値や他人のことは気にせず、あなたのペースで着実に合格基準点を超えることを目指しましょう。
偏差値は模試で意識すべき
仮に偏差値を意識するのであれば、試験本番ではなく模試で役立ちます。
例えば、模試の結果が170点だったとします。
これは合格基準の180/300点を超えていないため、本試験では不合格となる点数です。
しかし、そもそも模試の難易度が高すぎて、
他人も解けておらず平均点が低い
ということがあり得ます。
そのときにあなたの偏差値を見て、
65なら安全圏内
55なら努力が必要
など、勉強の進捗状況を数値で判断します。
また、通信講座が開催する模試では科目ごと、出題形式ごとで偏差値を出してくれるところもあります。
模試の偏差値は、本番に向けてあなたの弱点を見つけたり、今後の計画を立て直したりすることに役立てましょう。
行政書士試験は誰でも挑戦できる

行政書士は難関資格と言われていますが、学歴も過去の実績も関係なく、誰でも合格できる資格です。
学歴はハードルにならない
行政書士試験は受験資格がないため、中卒、高卒、大卒など、どんな学歴の方でも挑戦できます。
実際に、高卒の方で行政書士試験に合格し、独立開業で成功している方を知っています。
行政書士試験に求められるのは「計画的な努力」であって、過去の学歴は一切関係ありません。
いやいや、過去に計画的な努力ができなかったから…
そんなこと全く気にする必要はありません。
正直な話、学歴コンプレックスは私も共感できます。
だからこそ、「同じような悩みを持つ方の選択肢が増えたらいいな」と思い、行政書士に関する情報を執筆しているところもあります。
華やかな経歴、学歴がなくても挑戦できて人生逆転できる資格が行政書士だと思っています。
試験勉強は久しぶりという方が大半
試験勉強は学生ぶりだし、大丈夫かな…
と不安に思う方はいるかもしれません。
しかし、行政書士試験を受ける人の大半が久々の試験勉強だと思われます。
以下は、令和6年度合格者の年齢別割合です。
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行政書士試験に挑んで合格した方は30〜50代が約7割を占めています。
つまり、試験勉強がどれだけ久しぶりでも関係なく合格できる試験だと言えます。
ただし、働きながら試験勉強を進めることは、決して簡単なことではありません。
小さいことからコツコツと、1日1時間からでも良いので、継続して取り組むことで勉強の習慣が身についてきます。
以下の記事では、1年間の勉強スケジュールについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
法律初学者は少し覚悟が必要
行政書士試験は法律系の国家資格です。
法律を初めて学ぶ方(法律初学者)なら、正しく条文を読んだり、専門用語に慣れたりするまでに相当時間がかかります。
特に、勉強したての頃に意味がわからないことや腑に落ちないことが多発したのは、私だけではないと思います。
しかし、勉強を進めていくと、知識の点と点が繋がって解答の道筋が確実に見えるようになってきます。
今の時代は、インターネットで法の解釈や解説を無料で調べることができます。
もちろん、参考書にはもっと詳しく解説されてますし、通信講座の講師は暗記のコツも紹介してくれるため、自分に合う勉強法で理解を深めていきましょう。
試験勉強にかかる時間については、以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみください。
最後に 偏差値は単なる目安
以上、行政書士試験の難易度の実態「偏差値」について解説いたしました。
「行政書士試験は偏差値”60超”」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、その数字に振り回されることはありません。
偏差値は、あくまで他者との比較で自分のレベルを把握する数値であり、行政書士試験を評価できる指標ではないと覚えていてください。
また、行政書士は学歴や経歴が一切関係なく、誰でも挑戦でき、人生逆転の可能性がある資格です。
大切なことは、
あなたが合格基準点を取るためにどのように勉強を進めていくか
です。
行政書士試験でも、行政書士独立開業後でも、目標に向かって正しく努力を続ければ、成功に近づくことができます。
一緒に行政書士を目指して頑張りましょう。
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